塩を知って、自分で選ぼう① のこと

本日より、数回に分けてお塩の話をしましょう。

先日も「血圧と塩」のブログで紹介しましたが、血圧が上がるのは、
『塩分を摂ると、血液中の塩分濃度が高くなり、それを薄めようとするため、
血液中に水分が取り込まれます。血液の量が増えることで、血管の壁に圧力がかかり、心臓の負担が大きくなるので、血圧が上がります。』という事です。

もっとも重要なのは、「血圧を上げるのは、塩ではなく ミネラルバランスの悪い塩化ナトリウム」という事と、「血の巡りが悪いので、心臓から全身に血液を送り出す力が強くなり、血圧が上がる」って事ですよね。

つまり、ミネラルがスッカラカンの塩化ナトリウムやミネラルが貧素なナトリウムが多く使われているという事なんです。 (^ー^)ノ


では、先ずは塩の原料についてお話しします。

世界産出量の約3/4は、岩塩と湖塩です。(O_o).・…

●岩塩
海水が地中に埋まり、長い何月を掛けて、精製(ミネラルが殆ど含まれない)されて結晶化した地層のこと。
だから、硬いし、不純物が混ざり易い。(特に綺麗な岩塩は、そのままミルで挽いて食べる例外もあります。)

岩塩には、海塩にはない『硝酸塩』を含んでいる事が多いので、ハム、ソーセージ、ベーコンなどの練り製品に使われる事が多いのだとか。(^_^;)
硝酸塩は 消化器で亜硝酸塩に変換され、魚に多い2級アミンと反応しますね。有名です。

⚫︎湖塩
岩塩に 変化する途中だと考えられています。

一方 オーストラリアとメキシコ産の海塩は、皆様の御宅の塩の産地かも。

オーストラリアやメキシコ産の天日塩は、濃い食塩水を作ったり(さいかん)、煮詰める工程(せんごう)が一切いりません。
約2年掛け少雨と乾燥の地で、塩化ナトリウム97%の精製塩となります。(; ̄O ̄)

主に工業用のこの塩は、土砂や小石、鉄錆が混ざっているので、
⚪︎『真水に溶かして不純物を取り除き、真空蒸発法で塩にします。』・・高濃度の塩化ナトリウム。つまり、食卓塩です。
⚪︎『上記の塩に、合成や国内外産にがり、ミネラルを補てんして煮詰める。又は、海水を入れて煮詰めます』・・・塩の裏表記に産地がありますのでご確認ください。

【塩】と言っても色々あるのに、全く理解されない【塩】

明日に続きます。

JIYUTEIのグラノーラは、喜界島産の黒潮天然の塩を使っています。
塩を知って、自分で選ぼう①  のこと

本日も ご来店いただきまして ありがとうございました。

JIYUTEI 店主




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